薬剤師 MVP研修

2008年度MVP受賞者 永山店 中山 高至

去る6月18から22日まで、昨年のMVP副賞として、沖縄研修へ行かせて頂きました。
梅雨が明けるか明けないかの微妙な時期の沖縄でしたが、幸いにも5日間晴天が続きとても良い経験をさせて頂きました。
普段は北海道で生活をしているので、真逆の沖縄はとても魅力的であり、非日常の環境下、心身ともにリラックスできました。
今回、この様な機会を与えて下さったオーベル、そして全従業員の皆様に感謝致します。

今回は、特に課題がないとの事でしたので、沖縄の医療の現状に関して調べさせて頂きました。
まず最近のトピックスとして、2009年5月21日に世界保健機構(WHO)より、2009年度版の「世界保健統計」が発表されました。
それによると、07年の平均寿命が世界で一番長いのは日本の83歳で、前年までに続いて首位の座を維持したとの事でした。
男女別では、日本の女性の平均寿命が86歳で世界一。男性では3位の81歳でした。
日本国内で、長寿と言えば沖縄県を挙げる方は多いと思います。
しかし、最近その沖縄に異変が起きているようです。厚生労働省が5年ごとに公表する平均寿命の推移をみると、2000年の調査結果で、女性の全国1位は揺るがなかったものの、前回4位の男性は26位に転落したとの事でした。
地元では「26ショック」として重く受け止められたようです。
その要因としては、生活習慣病の高進による死亡や自殺などの影響が挙げられています。また、沖縄の長寿を支えてきた伝統の食習慣(後で少し紹介します)が徐々に崩れ、中年より下の年代に欧風化が進んでいるのも原因の一つとして考えられています。
一方、近年は長野県の飛躍が目立ち、男性の平均寿命は全国1位、女性は3位と順調に推移しているようです。長寿県なら老人が多くて医療費もかかるのでは?とマイナスなイメージをお持ちの方は多いと思います。
しかし、長野県に限っては1人当たりの老人医療費が全国一少ないそうです。では、沖縄はどうでしょう。次に調べてみました。
昨年の琉球新報に掲載された記事によると、05年の県民総医療費は過去最高の3292億円で、3年前に比べると1.1倍で、全国の1.07倍に比べて伸び率が高くなっているようです。内訳をみると、「入院費」が1455億、「入院外費」が1085億円と、入院費が1.34倍多い。全国は逆に入院外費の方が1.06倍多く、沖縄は入院費のウエートが大きいとの事でした。
実際、05年のデータによると、入院受診率(人口10万対)は全国平均よりも高く18位、入院外受診(人口10万対)は全国最下位でした。入院中心の状況があるようです。
現状の理由として、面白い記事がありました。
まず、職場健診などで医療機関での受診を指摘されても未受診の人の割合が全国一高い。
また、沖縄は自分の健康状態が「良い」「まあまあ良い」とする人の割合は46.3%で全国一多いそうです。
沖縄の人は健康に自信を持っているが、いざ病気になり病院に行くと入院するケースが多いと考えられているようです。
また興味深い事もわかりました。
皆さん、沖縄の人口の伸び率が全国1位と知っていましたか?
東京の1.51%(5年間の伸び率)に対して沖縄は1.58%だそうです。人口としては約1,381千人(H20現在)で、19歳未満の未成年者人口は、県総人口の25.3%。全国平均の18.9%を大きく上回っており、全国1位の割合だそうです。
一方、前期高齢者人口の割合は8.9%で全国最下位。後期高齢者人口は7.2%で全国45位と少ないそうです。しかし、後期高齢者人口に占める85歳以上人口の割合は30.3%で全国1位だそうです。
このことから、1人当たりの医療費は低いものの、1人当たりの老人医療費の割合が多くなる事がおわかり頂けたかと思います。実際、05年のデータによると1人当たりの医療費は全国36位、1人当たりの老人医療費は全国7位だそうです。
最後に、気になる沖縄県の薬剤師数・薬局数ですが、それぞれ1,519人(H18末)・505店舗です。
医療施設数は病院94・診療所745(H18)。
病院の整備は充実しているが、診療所数は全国平均の7割程度となっているようです。
参考まで。。

<中略>

個人的な意見としては、沖縄は人口が増えている(これから増える)にも関わらず、まだ医療機関が充実していない地域がある。一方で、入院外受診が少ない。
この事から、「オーベル薬局 沖縄店」ニーズはあるものの経営はどうなる?と言ったとこでしょうか。
まだまだ調査は足りませんので、次回、沖縄研修へ行かれる方に引き続き調査をして頂ければ幸いです。

最後に、薬剤師と言う仕事は、なかなか目に見える目標を立て難い職種かと思います。
オーベルは今回の様に頑張った人は評価してくれる会社です。
MVP受賞を目標に日々仕事に励むのもすばらしい目標だと思います。是非、次回のMVPを目指して共に頑張りましょう。
今回は本当にありがとうございました。