クリニック研修レポート【薬剤師 女性 29歳】2015/06

6月29日から7月4日までの6日間、クリニックにて研修をさせて頂きました。
学生の頃に病院実習は経験していましたがクリニックでの研修は初めてで、薬剤師が医師の先生の診察を拝見する機会は貴重で滅多にないことでしたので楽しみにしていました。

研修中は診察、点滴や注射、リハビリ、怪我の処置、内視鏡や胃透視、注腸検査、処方箋発行、会計処理までの医療事務行為など色々な見学をさせて頂きました。
患者様は生活習慣病の方や貧血の方、風邪の方、指を切ったり犬にかまれたりした方等様々な方が受診されていました。

検査では内視鏡検査、胃透視が印象に残りました。
内容は存じ上げていましたが実際に見たことはなかったので貴重な経験でした。
検査がどのように行われているのか、患者様の立場と医療従事者のそれぞれの立場で検査前後はどのようなことに注意したらいいのか、薬の休薬は必要なのか、検査に何の薬を使っているのかも知ることができました。
検査結果についても先生が丁寧にわかりやすく患者様に説明していて、安心してほっとした表情で帰られる患者様の姿が印象的でした。
検査の内容については薬局で患者様に聞かれることも多いので今後役立てたいと思います。

診察室での患者様の症状では、季節柄か咳喘息の疑いと感染性腸炎が多かったです。
例えば咳喘息の場合は、薬を飲んだり飲まなかったりすると3か月長引く場合もあるから咳がおさまらない場合は必ず間をあけずに受診することを強調して指導されていました。
一見処方箋を見ただけでは咳止め、痰切りの薬は症状を抑える対症療法の薬と考えがちですが、このような場合は投薬時に患者様から先生にどのように指導されたかを聞き取り、先生の示唆することを汲み取る力が大切だと感じました。
先生の診察は、いまの病状についての説明や、その病気になるメカニズム、どのような薬をだすか、今後の生活指導まで丁寧に行われていて、患者様からの信頼が厚い印象を多々受けました。
病院というと不安と緊張で訪れるマイナスのイメージが個人的にありましたが、先生をはじめ看護師さんや事務さんも患者様と良好なコミュニケーションを築いていて、患者様も笑顔で帰られる雰囲気は見習うべきことばかりでした。

今回の研修を受けて、薬剤師として薬の説明だけではなく、病気のメカニズムや、なぜこの薬を飲むのか、飲まないとどうなってしまうのか、生活面ではどのようなことに気を付けたらいいのか等、更に一歩踏み込んだ指導もできるよう勉強しなおさなければと考えさせられました。
また患者様とのコミュニケーションも大切にして、薬局を出た後少しでも心の面でも前向きになってもらえるよう日々努力しようと強く思いました。

最後になりましたが、お忙しい中快く研修を受け入れてくださった先生、看護師さん、スタッフの皆様に感謝致します。
ありがとうございました。

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この記事を書いた人

株式会社オーベルが運営する「オーベル薬局」は、地域と共に30年以上。
地域のみなさまに寄り添ってまいりました。
東京都調布市を中心に全国展開しております。
所属する薬剤師の経験も豊富。
患者様ファーストをモットーに、社員一同一丸となり、愛される医療チームとして、患者様をサポートしてまいります。

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