クリニック研修レポート【薬剤師 男性 24歳】 2009/8

今回、クリニックで1週間の間、先生の診察や医院内での処置などを見学させていただきました。今回の研修にあたって薬局業務では知りえない先生の患者様との接し方や処置、処方に対してどのように説明しているかなどを知る機会だと思い、見学させていただきました。
受診する患者様は小児から高齢の方まで多岐にわたるのでいろいろな症例を目にすることができたのでとても勉強になりました。今、自分がいる薬局では小児科の処方がほとんどなので生活習慣病のような慢性疾患の処方箋はなかなかこないので、どのような説明を受けているのかを知る良い機会になりました。先生は患者様に病気の病態を絵に描いて説明するなど患者様を思う気持ちが伝わってきました。患者様からも信頼されていて、先生から患者様の状態を聞かなくても自分から話してくれる患者様を多く見受けられました。笑顔も多く理想のコミュニケーションがとれていました。
このコミュニケーションのとり方が一番知りたいところであり一番勉強になったことだと思います。患者様がどのように先生と接しているのかを知ることはこのような研修でなければ絶対知りえないことなのでとても参考になりました。
患者様からも学ぶこともありました。高血圧症の薬や脂質異常症の薬など服用を続けなければならない薬を飲まなくなってしまうとすぐに検査の数値が上がってしまったりと薬の重要性も確認することができました。
処置や検査などの薬局では行わない業務も見学できました。特にレントゲンや胃カメラなどの検査は自分が検査を受けることがあっても診断の結果までの流れはなかなかわかりませんが、この研修ではそのステップを把握することができました。またその検査値などからどのような診断をするのかまで説明してもらいとても勉強になりました。その中で、特に気になった症例が脱水症です。研修の時期が夏の期間ということもあり脱水症の症例が多く、脱水症はとても怖いものだと思いました。自分では水分をとっていると思っていても体は脱水状態で徐々に体の異変を感じるという症例が多かったです。
診察から診断までを見学でき薬の使い方、服薬指導、生活習慣の指導と先生がどのようなことを患者様に説明してるのかを知ることかができたのでこれからの勉強に役立てたいと思います。
最後になりましたが研修を受け入れていただいた先生、看護師さん、スタッフの皆様にはとても感謝しています。この研修の経験を整理して確実な知識にしてこれからの薬剤師としての業務に生かしていきたいと思います。
ありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

株式会社オーベルが運営する「オーベル薬局」は、地域と共に30年以上。
地域のみなさまに寄り添ってまいりました。
東京都調布市を中心に全国展開しております。
所属する薬剤師の経験も豊富。
患者様ファーストをモットーに、社員一同一丸となり、愛される医療チームとして、患者様をサポートしてまいります。

目次