クリニック研修レポート【薬剤師 男性 26歳】 2008/10
普段は決して見ることのできない診察室での医師と患者のやりとりを間近で見学できたことは、今後、一人前の薬剤師に成長するための非常に素晴らしい経験になりました。
医師がどのように患者に接し、判断し、薬を処方するかは、どんなに分厚い学術書やインターネットを探しても到底得ることが不可能な生の知識として、私の身体に刻み込まれました。
(中略)
診察だけでなく、様々な検査に立ち会えたことも大いに為になりました。肺や胃のレントゲンをはじめ、骨のX線撮影など多くの検査を見学できました。中でも胃カメラは一週間のうちに何度も見学できる機会があり、食道、胃、小腸の機能が視覚的にもよく理解できました。この知識は胃痛もちの患者さまへの投薬の際や、検査を控えた患者さまの不安を取り除く為の力強い戦力になってくれるでしょう。
また今回の研修を通して患者さまとの距離感についても考えさせられました。馴れ馴れしい態度など論外ですが、型にはまった接遇だけでなく患者さまに応じて対応を変化させる、我々薬剤師にとって、そういったきめ細かい対応を行うことが自分たちの職域を守るためにも必要だろうと思いました。
最後に不出来な私を快く受け入れてくれた先生と医院の皆様、またこの研修を企画してくださったオーベルに感謝いたします。